ゴリかわ

休みの日。
同僚の女の子に、
いま何してるのか聞いたら、
犬と遊んでると答えた。

「写真見せてよ!きっと可愛いんだろうなぁ」
というと、3枚の写真が送られてきた。

「可愛いでしょ?」というメッセージ付きだったが、
実際の写真は首回りの太いゴリゴリな犬だった。
確かに目とかうるうるしてたけど身体つきはゴリゴリだった。
犬の名前はcaesarだった。カエサル?英語読みでシーザー?どちらかわからないけどゴリゴリな名前だ。
ウィキペディアで調べたけどローマ最大の野心家の名前だ。ゴリゴリだ。
はっきり言ってゴリゴリだと思ったけど、さすがにゴリゴリだね!といったら失礼だし、「マジ可愛いね!」と返しておいた。ていうか英語でゴリゴリをなんて伝えていいかわからない。「OH it's GORI-GORI」なんだか伝わりそうな気もするけど

この国では、まだまだ小型犬が流行るには時間がかかるのかもしれない。野犬が多いが、強そうなゴリゴリなやつしか見たことがない。
推測でしかないが、チワワみたいなか弱いやつが生活できるようになるには、か弱いやつに目線を合わせてもやっていけるような水準まで達さなければいけないのではないかと思った。衛生水準にしても、飼育者のレベルにしても。

だから、今のこの国の感覚としては、「か弱い=かわいい」ではないんだろうなぁ、と。

日本のかわいいのニュアンスには、自律できない状態を含んでいるように感じる。

かわいいから面倒を見る、面倒を見ないと成り立たないからかわいい。どちらが先かわからないが、もはや同義に近いのではないか。

しかし、そんな自律できないものが生活していけない環境下では、人の物の見方も変わる。自律できそうなゴリゴリなやつも「可愛い」になれる。

ゴリゴリも可愛いになれる国

なかなかメッセージ性が強い言葉が生まれた瞬間である。

もうええわ。
どうもありがとうございました。